肌のトラブルは結果として表面に出てきた症状という場合が多くあり、必ずしも皮膚病によるものとは限りません。発疹はみられず、全身にかゆみがあるというケースでは、むくみや黄疸、全身の倦怠感など、そのほかの症状がないかどうかにも着目し、全身性の疾患の可能性も含めて、適切な科を受診するのが好ましいでしょう。
以下に、発疹がなく、全身性のかゆみを伴う場合に疑われる病気とその主な症状をあげてみましょう。
発疹はみられず、皮膚が全身に渡ってかゆく、さらに加えて以下の症状がある場合・・・
◆黄疸、全身の倦怠感がある場合 → 「肝硬変」の疑いアリ。
◆黄疸、腹痛がある場合 → 「胆石症」の疑いアリ。
<※ 上記2つの症状・疾患については、内科または消化器科を受診してみましょう。>
◆肥満、口のかわき、倦怠感がある場合 → 「糖尿病」の疑いアリ。
◆足の親指の痛みがある場合 → 「高尿酸血症」「通風」の疑いアリ。
<※ 上記2つの疾患については、内科の受診をお勧めします。>
◆高齢者で、冬の時期に皮膚が乾燥するという場合 → 「老人性ようしょう症」の疑いアリ。
◆抗生物質、アスピリンなどに対する反応で、発疹が出ることもあるいう場合 → 「薬物アレルギー」の疑いアリ。
<※ これらふたつについては皮膚科を受診します。>
◆むくみ、食欲不振の症状がある場合 → 「慢性腎不全」の可能性アリ。
<※ 内科または泌尿器科を受診します。>
上記以外に可能性があるのは神経症の場合です。精神的ストレスがあり、主に頭部にかゆみが現れます。このような場合は、精神科の受診が勧められます。