11 月 7
肌のトラブル;発疹のない局部的なかゆみ
icon1 トラブル | icon2 対策, 発疹, | icon4 11 7th, 2008| icon3Comments Off

通常、肌のトラブルの多くは、「発疹」で、その場合は、一般的に「かゆみ」が伴います。
しかし、肌のトラブルの中には、発疹はないけれども皮膚がかゆいということがあります。このような場合、もちろん、皮膚科の領域の疾患ということもありますが、別の内臓疾患が原因で皮膚にかゆみが現れることがあります。かゆみ以外の症状はないか、注意深く観察して適切な科を受診することが大切です。

たとえば、発疹はないけれども皮膚にかゆみがあるというときは、そのかゆみがどのような場所に、どのように分布しているか、に着目します。

女性の場合で、発疹がなく陰部・肛門周辺にだけ「かゆみ」がみられるという場合で、白色のおりものが見られる、といった場合は、「カンジダ症」の可能性があります。また、黄色のおりものの場合は、「膣トリコモナス症」の可能性があります。これらの症状があるときには、皮膚科もしくは婦人科の受診が適切です。

但し、発疹がなく、陰部・肛門周辺のかゆみという点までは同じで、夜間のかゆみや食欲不振という症状がみられるケースは、「ぎょう虫症」の疑いがあります。これは「ぎょう虫」が盲腸およびその周辺に寄生し、夜中に肛門外に這い出してきて肛門周辺に産卵することから強いかゆみをおぼえるというものです。こうした場合には、家族全員がぎょう虫の検査を受ける必要があり、内科を受診することになります。

一方で局部的なかゆみではなく、全身にかゆみがあり、黄疸(おうだん)や全身の倦怠感があるという場合は、「肝硬変」が疑われます。この場合は皮膚科ではなく、内科を受診すべきでしょう。

10 月 3
肌のトラブル;発熱と発疹を伴う場合
icon1 トラブル | icon2 原因, 病気, 発熱, 発疹 | icon4 10 3rd, 2008| icon3Comments Off

一概に肌のトラブルといっても漠然としていますが、細かく見ていくと原因がわかる場合があります。
「肌のトラブル」という場合、大概は「発疹」がみられます。ただし発疹が見られたからといって皮膚疾患が原因とは限りません。特に、発疹と発熱が両方ともに見られる場合、全身性の疾患(内臓の疾患)が疑われることがあります。

発疹と発熱という症状以外に、下記の症状がある場合は、皮膚科以外の可能性も疑われるので全身の症状を注意深く観察して、適切な科を受診してください。

子供の場合で、喉の痛みがあり、細かな赤い発疹がみられる場合は、「風疹」が疑われます。喉の痛み、鼻水、口粘膜に斑点がある場合は、「はしか(麻疹)」が疑われます。緊急を要するので大至急小児科を受診してください。

また、水泡とかさぶたがあり、かゆみが見られる場合、「水ぼうそう」が考えられます。高熱を発し、悪寒があり、イチゴ舌のある場合は、「猩紅熱(しょうこうねつ)」が考えられます。緊急を要します。これらはいずれも小児科を受診する必要があります。子供の症状については、ご両親をはじめとする周囲の大人の方が日頃から注意してよく観察してください。

次に、発疹に加え、高熱で頭痛がし、身体のどこかに虫の刺し傷がみられる場合、「ツツガムシ病」が考えられます。このような症状がある場合は、内科または皮膚科を受診しましょう。

発疹と発熱に、手足のしびれ、筋肉痛がみられる場合は、「結節性多発動脈炎」の疑いがあります。口や陰部の潰瘍、目の痛みを伴う場合は、「ベーチェット病」、さらにリンパ節の腫れがみられる場合は、「ホジキン病」が考えられます。これらは内科を受診します。